キトサンQ&A

by freeseo1
キトサンについての質問事項

キトサンQ&A

Q.「キトサン」はどこにあるのですか?
 A:カニ、エビなどの甲殻、イカの軟骨、カブト虫やセミなど昆虫類の外皮、カビ・キノコ・酵母などの菌類の細胞壁…などにキチンという形で存在します。これを加工、精製してキトサンが出来上がります。


Q.では「キチン」とはどんなものですか?
 A:製造の原料として、普通カニやエビの甲殻が使われますが、それを塩酸で脱カルシウム・脱タンパク等をしてキチンを取り出すのです。
色は、本来は無色または白色の粉末です。
(化学構造は綿やレーヨンなどのセルロースに似ており、アセチルグルコサミンと呼ぱれる糖が連なった巨大ポリマー(高分子)。
このままでは、体内で吸収されません。


Q.「キトサン」とはどんなものですか?
 A:キチン分子中の「アセチル基」が外れたもので、キチンからキトサンを抽出すると考えてください。
言い換えれば「カニ殻などに含まれるキチンをキトサン化して、私たちの健康に役立つように精製したもの」となります。
脱アセチル化度が60%以下をキチン、60%以上をキトサンと呼びます。
(通常、この脱アセチル化処理でキチンの約80%がキトサンに変わり、20%はキチンのまま残っているのでその混合物を「キチン・キトサン」と呼んでいます)


Q.体への悪い影響はありませんか?
 A:キトサンの安全性についてはいくつかの報告がありますが、いずれも安全性の面において間題となるような報告はありません。

マウスの実験で15g/kg/日以上(ヒトの体重60kgとしてアピエース50でいうと7200粒以上)になると異常が発生するとされています。

この値はショ糖(砂糖)よりも大きい値になります(ショ糖の致死量は129/kg/日といわれています)。

こういったことから考えると、実用上無害であるということが出来ます。

単純に考えても、食品と規定されているものですから安全であるということは、納得していただけるものと思います。


Q.高分子キトサンと低分子キトサンの違いは?
 A:高分子キトサンは胃液に溶かされてゲル状になっても分子量は変わらない。(数10万から数100万)。そのため、吸収されず排泄されてしまいます。
しかし素通りするだけでも強い効果があることが判明しています。
一方低分子キトサンは分子量が1万以下。
グルコサミンやアセチルグルコサミンの形で腸から自然に吸収されます。
結果的には、高分子・低分子共に私たちにとっては重要なものなのです。


Q.水溶性キトサンとよく聞きますが?
 A:キトサンは本来水には溶けません。このキトサンという健康を維持していく為にどうしても必要不可欠なものが、より効果的に作用するように、水に溶けるよう加工して吸収力を高めたものが水溶性キトサンです。
人間はキチン・キトサンを分解する消化酵素を持っていません。
水溶性の大部分は腸内細菌によって分解されそして吸収されます。


Q.具体的に、使われているのはどんなものですか?
 A:まず医療分野においては、人工皮膚や人工靭帯、縫合糸などに利用されています。
(私たちの皮膚から分泌されるリゾチームという酵素がキチン・キトサンを分解するので、糸は体内に吸収され、抜糸の必要がありません)。
止血作用・殺菌作用・治癒促進効果の他、体親和性があるので体になじみやすく拒絶反応も少ないのです。
また、保湿性があり細胞を活性化してくれるので、美容効果を高めるとしてスキンケア製品や毛髪トリートメントなど化粧品にも利用されています。
抗菌.保温・防臭効果が期待できるとして、アトピー性の皮膚にも刺激が少ない肌着類・寝具類などの衣料用素材にも注目されています。
そして、農薬の使用で有害な菌や虫を殺すと同時に有用な菌や虫も殺してしまい、キチン・キトサンを提供していた昆虫が土壌にいなくなってしまった今、生長促進・滅菌作用のあるキトサンを植物活力剤や連作障害防止剤として農業分野でも利用されています。
この他、吸着作用で重金属・放射性物質の除去や汚水処理に利用されたり、防腐剤がわりに食品業界で利用されたり…等、多くの効果・作用を秘め、広範囲で利用可能な物質なのです。
このようにあらゆる生活用品に使われ、環境・公害対策にもなります。
他にも免疫力を高めたり血圧の上昇を抑えたりと、効果は多岐にわたっております。


Q.最近「キノコキトサン」という言葉をよく聞きますが?
 A:カニやエビの甲殻から精製されるキトサンとはまったく別のものです。

キノコキトサンは食用キノコ(エノキダケやシイタケ、マイタケ、アガリクスなど)から抽出された「?−グルカンと植物性キトサンからなる複合したキノコのキトサン」です。

キノコキトサンには肥満の解消、高脂血症、動脈硬化、糖尿病、高血圧、便秘などいわゆる生活習慣の予防と改善にその有効性が期待されています。

キトサンの主な働き

キトサンの主な働き

キトサンは健康食品の中でも、機能性食品と呼ぱれ、生体に対して非常に有用な働きをしてくれます。

しかし、健康食品(健康維持食品)ということには変わりなく、医薬品ではありません。

あくまでも健康を維持する為の食品であるということです。

キトサンには免疫を増強する働きがあるといわれています。

免疫とは、生体が自己と非自己を識別し、非自己を排除する為に行う細胞性へ体液性の反応を総称して免疫と呼びます。

つまり、体の中に異物が入ってきた時、そのまま放っておくと当然身体に異常をきたしてしまうので、それを排除しようとする働きのことです。

アレルギー反応も一つの免疫反応です。

また、リウマチなどの膠原病は自己免疫疾患と呼ばれます。

これは、自分の体内に元々ある物であるにも関わらず、異物と認識してしまって免疫反応が起き、症状が出てきてしまう疾患のことです。

免疫には、細胞性免疫と体液性免疫と呼ばれるものが知られていますが、これらを増強する物質を免疫アジュバントといいます。

つまりキトサンもひとつの免疫アジュバントということができます。

キトサンについて検討したところ、キトサンは免疫系における抗体産生、キラー丁細胞産生、ナチュラルキラー細胞産生、活性化ヘルパー丁細胞の誘導、インターフェロン産生によるマクロファージの活性化など(これらは免疫反応の主役となる細胞群です)の言者作用を示すようです。

また、キトサンには重金属類を捕捉する働きがあります。

重金属類は、人間にとって害を及ぼすものがあります。

それらを捕捉してくれるということは私達にとっても、非常に有用な働きであるといって良いでしょう。

こういった特徴を生かして工業分野では汚水処理などに用いられているわけです。

 

食品の機能をもつ

キトサンは食品の一つですが単なる食品でもありません。ではまず、食品というものについて考えてみましょう。

食品というのは、身体を維持し、健康を維持する為に食べられます。

その機能 は3つに分けて考えることが出来ます。

(1)栄養…炭水化物、タンパク質、脂肪といった身体を維持する為のエネルギー源

(2)感覚…味や香り、色合い、美味しさといったもの

(3)生体調節機能…免疫の強化、老化の防止、病気の予防、病気の回復、生体リズムの調節といった重要な働き

(3)における機能のうち1つか2つあれば、機能性食品、あるいは健康食品と呼ぶ事が出来るわけです。

キトサンは昔から民間でも用いられていたことからもわかるように、多くの機能を持つと言われています。
 
人間のもつ自然治癒力を助ける
通常医薬品というのは、何に効く、何処に効く、ということで服用をします。

効能効果というものが必ず書いてあります。キトサンは食品ですからそういうことがありません。

決まった摂取量 もありません。

ここで、人間の身体に目を向けてみて下さい。人間には、自然治癒力というものが備わっています。

ところが現代人はその力が衰えてしまっているようです。

もしこの自然治癒力というものを 元の状態に戻すことが出来れば、現在ある多くの疾患は消えるのではないでしょうか?

つまり 病気をその人自身が治すという、本来の当たり前の状態になるということです。

キトサンという ものは、 そういった状態にする為にお手伝いをしてくれる、自然界からの贈り物と言えるので はないでしょうか。

風邪薬を発明したらノーベル賞ものだ、などと聞くことがあります。どういうことでしょうか?

風邪を引いた時に病院では、解熱剤と抗生物質が処方されます。

熱を下げて体の弱るのを防ぎ、 抗生物質で細菌をやっつけようとするものです。

しかし、抗生物質は細菌に対して攻撃するもの で風邪を引き起こすウィルスに対して力を発揮するものではありません。

つまり、2次感染を防ぎその間に、人間が持っている自然治癒力によって治していく為の補助的な役割を担う物なのです。

現場には色々な方がいらっしゃいますので、中には「私は念力で病気を治してきた」という方に出会ったことがあります。

これもどこまで真実味のある話かは定かではありませんが、「病は気から」という言葉があることを考えると、あながち嘘とも言いきれない気がします。

本来、 人間にはそのような力が備わっていたと考えるべきではないでしょうか?

それが何故、失われて きてしまったのか、どうすれぱ取り戻すことが出来るのか、それを考えていけば、やはりキトサンは現在のところ私達にとって必要不可欠な物質であるということが自ずとたどり着いてしまう結論ではないでしようか?
 

 

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